目次
1. 変数ってなに?
Pythonでプログラミングをするとき、「変数(へんすう)」というものをよく使います。
変数は、データに名前をつけて、しまっておく箱のようなものです。
- 箱に「30」を入れたら、その箱の名前で「30」を取り出せます。
- 箱の中身を「バナナ」に入れかえれば、同じ箱からは「バナナ」が出てきます。
2. 変数に「代入」する
変数に値を入れることを「代入(だいにゅう)」といいます。
Pythonでは =
(イコール)を使って代入します。

ポイントは、「=
は『同じ』という意味じゃない」ということ。
算数のイコールとは少し違って、Pythonの =
は「右のもの(値)を左の箱(変数)に入れる」という意味です。
3. 変数の中身を「変更」する
一度入れた変数の中身は、あとから自由に変えられます。
これが変数の便利なところです。

同じ変数名でも、中身はどんどん入れかえられます。
これは、まるで箱の中のリンゴをオレンジにすりかえるようなものです。
4. 数字を変えてみよう(計算もできる)
変数には数字も入れられます。
さらに、その数字を使って計算して、新しい値に変えることもできます。

これを、「data = data +
30」と書き直すと、「いまのdataに30を足して、その結果をdataに入れなおす」という意味になります。
さらに簡単に記述すると「data += 30」とパッと見た時にわかりやすくなります。
5. 変数を使うとこんなに楽!
もし変数を使わなかったら、同じ値を何回も書く必要があります。
変数なし:
print("たろうは10才です")
print("10才のたろうはサッカーが好きです")
変数あり:
name = "たろう"
age = 10
print(name + "は" + str(age) + "才です")
print(str(age) + "才の" + name + "はサッカーが好きです")
文字列を繋げたいときは「+」を使います。
文字列に数字を入れたいときには「str()」で囲って文字列に変更するといれることができます。
変数を使えば、あとから名前や年齢を変えたいときに、1か所直すだけで全部に反映されます。
6. 変数の名前のつけ方(やさしいルール)
- 名前は英語やローマ字で書く(例:
apple
,color
,my_name
) - 最初の一文字目は数字ではじめない(
2apple
はダメ) - 途中にスペースは入れない(
my name
はダメ、my_name
はOK)
7. まとめ
- 変数は「データをしまっておく名前付きの箱」
=
を使って「代入」できる- 同じ変数の中身はあとから変更できる
- 文字も数字も入れられる
- 名前のルールを守ろう
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