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営業の時、文字の羅列で説明してない?~データ可視化の基本~

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データの可視化

営業やプレゼンの現場で、ついつい数字や文章ばかりを並べて説明してしまうことはありませんか?


「資料に書いてあるからわかるはず」「説明したから伝わっているはず」と思っていても、相手の頭には意外と残っていないことが多いのです。

なぜなら 文字や数字の羅列だけでは読む気を無くす からです。


人は情報の約80%を視覚から得ていると言われ、数字よりも「見える形」で理解するほうが圧倒的に早く、記憶にも残ります。

今回は「データ可視化の基本」をテーマに、なぜ可視化が重要なのか、どのようなシーンで役立つのか、そしてWebデザイナーを含めた誰もが取り組める実践方法を解説します。

人は目から情報を得る生き物

人間は五感の中で「視覚」に依存している割合が非常に高いと言われています。
具体的には以下のような割合です。

感覚情報取得の割合
視覚83%
聴覚11%
触覚1.5%
味覚1%
嗅覚3.5%

たとえばコレを円グラフにするとこうなります。

なんとなく理解していたことがグラフにされると要素の割合が可視化でき、こんなに差があるのか!と理解しやすくなります。

つまり、目で見て理解できる情報は頭に残りやすく、逆に数字やテキストの羅列は「読み飛ばされやすい」宿命にあります。

データを見やすくする“魔法”

数字を表や文章で伝えるだけでは、どんなに正しいデータでも 誤解を招く見にくいデータでは、ないのも同じ です。


しかし、グラフや図で表現すれば、相手は自然と「精査しよう」とする気持ちが働きます。

つまり 可視化して見やすいと人間はじっくり精査しようとする のです。


これこそ、営業や提案の場面で武器になる「データ可視化の力」といえます。

可視化の目的

情報を瞬時に伝える

データ可視化の一番の目的は 分かりやすく伝えること

  • 一目見て増加や減少の傾向を理解できる
  • 文章で説明しなくても「なるほど」と納得してもらえる
  • 後から見返しても、すぐに意味を思い出せる

例えば、10行程度の表ならまだしも、30行以上のデータになると多くの人は「見たくもない」と感じます。
だからこそ「ひと目で理解できる形」に加工する必要があるのです。

データ可視化が有効な場面

データをただ並べるのではなく、グラフやチャートに変換すると効果的な場面は多々あります。

  • 営業提案:顧客に売上や成果を伝えるとき
  • 社内会議:進捗や問題点をチーム全員に共有するとき
  • Webデザイン:サイト上でユーザーに傾向や統計を伝えるとき
  • マーケティング:アンケート結果やアクセス解析を示すとき

つまり データの可視化は、どんな業種でも活用できる のです。
さらに、Excelを使えば特別な専門知識がなくても取り組めます。

Excelで作れるため、専門知識がなくても取り組める のは、初心者にとって非常に大きなメリットです。

データを可視化する際の基本フレーム

データ可視化をする前に、次の4つを必ず意識しましょう。

  1. データ(何を可視化するか)
  2. 利用シーン(どこで使うか)
  3. タスク(何を伝えたいか)
  4. ユーザー(誰に伝えるか)

例:
①売上データが
②自社Webサイトで
③順調に上がっていることを
④顧客に伝える

この4つを整理するだけで「どんなグラフを作れば良いか」が自然に見えてきます。

データの種類とタスク(目標)

可視化の方法は「データの種類」と「伝えたい目的」によって変わります。

データの種類活用タスク(目標)
数値データ売上比較、トレンドの把握
カテゴリデータ割合の理解、構成比の表示
時系列データ増加・減少の傾向把握
地理情報データ地域別の分布や傾向の把握

また、タスク別に考えると以下のような整理が可能です。

  • トレンドの把握:折れ線グラフ、面グラフ
  • 売り上げの比較:棒グラフ、帯グラフ
  • 割合の理解:円グラフ、ドーナツグラフ
  • 散布図やばらつき:散布図、箱ひげ図
  • 地理関係:ヒートマップ、地図グラフ

グラフの種類と要素

他にも下記のように色々なグラフがあります。

  • サンバーストチャート
  • ツリーマップ
  • 散布図、バブルチャート
  • ヒストグラム
  • 箱ひげ図
  • ヒートマップ

このように多彩な表現方法があるからこそ、「データ」と「伝えたい意図」に応じて選ぶ必要があります。

Webデザイナーが気を付けたい点

Web上での可視化

Webの場合は、ユーザーが観覧に使用するデバイスの画面サイズを考慮する必要があります。
例えばスマートフォンの小さい画面では、細かすぎるグラフは逆に「見にくい」印象を与えてしまいます

紙媒体での可視化

パンフレットやプレゼン資料などに使う場合は、インパクトを重視することが重要です。


周囲のデザインと調和させながらも、大胆な色使いやレイアウトを検討することで「見やすいデザイン」となります。

まとめ:データ可視化は誰でもできる強力な武器

営業の現場でも、デザインの現場でも、数字やテキストの羅列では相手の心には響きません


なぜなら 顧客はデータの専門職でないぶん目が文字の上をすべりがち だからです。

しかし、Excelを使ったシンプルなグラフでも十分に効果を発揮します。
大切なのは「相手が専門知識がなくても理解してもらえる」こと。

  • データを伝える目的を明確にする
  • ユーザーに合わせた見せ方を考える
  • デバイスや媒体に合わせた工夫をする

こうした基本を押さえるだけで、あなたの提案や営業はグッと説得力を増します

今日からぜひ取り入れてみてください。

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