16進数カラーコードの仕組み|デザインに活かす色の知識

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Hexadecimal color code

はじめに

Webサイトを作っていると、色を指定するときに「#FFFFFF」や「#FF5733」といった文字列をよく見かけますよね。


これが、「16進数カラーコード」と呼ばれるものです。

Hex(Hexadecimal color code)とも言いますね。

「FF?なぜ数字じゃなくてアルファベット?」
「どうして#がついているの?」

そんな疑問を、この記事でスッキリ解消しましょう!

デザイナーやコーダーが必ず使う カラーコードの仕組みと意味 を理解すれば、色選びの精度がグッと上がり、より美しいデザインが作れるようになります。

16進数カラーコードとは?

16進数カラーコードとは、Web上で色を表すための表記方法です。


HTMLやCSSでは、次のように指定します。

color: #FF0000;  /* 赤 */
background-color: #00FF00; /* 緑 */
border-color: #0000FF; /* 青 */

📘 形式

#RRGGBB の6桁で構成されます。

記号意味範囲
RR赤(Red)00〜FF
GG緑(Green)00〜FF
BB青(Blue)00〜FF

たとえば、
#FF0000 → 赤#00FF00 → 緑#0000FF → 青 になります。

RGBと16進数の関係

カラーコードは、RGB(Red, Green, Blue) の3要素を組み合わせて表現しています。


それぞれの値は 0〜255 の範囲で設定でき、この数値を16進数に変換したものがカラーコードです。

RGB(10進数)16進数
(255, 0, 0)#FF0000
(0, 255, 0)#00FF00
(0, 0, 255)#0000FF
(255, 255, 255)#FFFFFF
(0, 0, 0)#000000

なぜ16進数で表すの?

10進数では3桁(例:255)を3回書く必要がありますが、16進数では 「FF」 と2桁で済みます。

つまり、コンピューターが理解しやすく、人間も読みやすいという理由で使われているのです。

また、16進数は 2進数4桁 = 16進数1桁 で変換できるため、メモリや処理効率の面でもメリットがあります。

カラーコードの読み方・仕組み

 例1:#FF5733 の場合

要素16進数10進数意味
R(赤)FF255強い赤
G(緑)5787弱めの緑
B(青)3351弱めの青

赤が強く、少しオレンジがかった温かみのある色。

 例2:ショートコード #FFF とは?

6桁のカラーコードのうち、同じ文字が2つずつ繰り返されている場合は省略できます。
たとえば:

フルコード省略形
#FFFFFF#FFF
#000000#000
#FFCC00#FC0明るい黄色

CSSで書くときに、短くて便利です。

デザインに活かす色のコツ

 1. トーンを意識する

RGBのバランスを少しずつ変えると、色の「明るさ」や「鮮やかさ」が微妙に変わります。


#FF6666#FF9999#FFCCCC のように、数字を増やすほど淡くなります。

 2. 配色比率を考える

基本は ベース(70%)+アクセント(20%)+ポイント(10%)


16進数コードで色を統一すると、CSS設計も整いやすくなります。

 3. トーンを固定する

同系統で彩度を変えたパレットを作ると、ブランドイメージを統一しやすいです。

例:青系のトーン

  • 濃い青:#003366
  • 標準青:#3366CC
  • 淡い青:#99CCFF

便利なカラーコードツール3選

ツール名特徴URL
Adobe Colorカラーホイールで配色を自動提案https://color.adobe.com/ja
Coolorsワンクリックで5色のパレット生成https://coolors.co
HTML Color Codes名前・コード・RGB値がすぐわかるhttps://htmlcolorcodes.com

まとめ

  • 16進数カラーコードは、RGBの各値を16進数で表したもの。
  • #RRGGBB の形式で、00〜FF(0〜255)を指定できる。
  • 2進数4桁=16進数1桁なので、デジタル的にも効率的。
  • デザインでは「配色バランス」「トーン」「統一感」を意識すると◎。
  • ツールを活用して、自分だけのカラーコードパレットを作ろう!
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