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【初心者向け】プロジェクトマネジメントの基本とWBS・ガントチャートの作り方

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誰でもできるWBS・ガントチャートの作り方

〜未来をカタチにする、やさしい一歩〜

こんにちは。プロジェクトマネージャー(PM)の資格をとった時にこれいいなと思ったので、「誰でもできるプロジェクトマネジメント(ガントチャート)」について、やさしく解説していきます。

「プロジェクトマネジメントって、なんだか難しそう…」

そんなふうに感じている方こそ、ぜひ読んでみてください。

特別な資格や知識がなくても、正しい考え方と道具の使い方を知れば、誰でもプロジェクトを前に進められます。

ちなみに小規模なものでいうと旅のしおりを作って皆に配布するのもプロジェクトマネジメントです。


■ プロジェクトは“未来を形にする作業”

まず大事なのは、「プロジェクトとは何か?」をシンプルに捉えること。

プロジェクトとは、未来のゴール(目標)に向けて、みんなで動いていく一連の活動のこと。


たとえば、新しいアプリを作る、イベントを開催する、商品を開発する…こうした一つ一つがプロジェクトです。


■ 【第一歩】未来視点で目標を「可視化」する

● 想像0→創造1

最初にやるべきことは、ぼんやりした“未来の理想”を、言葉にして可視化することです。

これが「目標設定」のスタート地点です。

ポイントは以下の通り:

  • 頭の中にある“こうなったらいいな”を、紙やホワイトボードに書き出す
  • 書いた目標を何度も見直すことで、より現実的で具体的なものに育てていく
  • チームや関係者(利害関係者)と目標のイメージを共有・すり合わせする

この「書いて→見る→修正する」というINPUTとOUTPUTの繰り返しで、最初はぼんやりしていた未来像が、どんどんクリアに見えてきます。


■ 目標設計から見た「計画」のイメージ

目標が見えてきたら、次はその目標を「どう実現するか?」という計画を立てていきます。

ここで大切なのは、「計画」は行動に移しやすいように細かく分けるということ。

未来の理想像 → どうやって? → いつ?誰が?どこで?何を?なぜ?どうやって?いくらで?

このように、目標達成のための道筋を細かく設計していくのが、プロジェクト計画の本質です。


■ なぜ“未来視点”で考えると良いのか?

① 柔軟に修正できる

計画は、実際に進めてみると必ず何かしらズレが出てきます
でも最初から「未来を想像して」計画しておくと、いざという時に修正がしやすいのです。

② チームの力がまとまりやすい

未来の目標が明確になっていると、チームメンバーの意識が一つに集中しやすくなります。
「何を目指すか」が見えていると、自然と協力し合えるようになるんです。

③ 意見が出やすい

みんなが同じ目標を想像できていれば、必要な情報やアイデアも出やすくなります。
関係者とのコミュニケーションもスムーズになりますよ。


■ WBSとは? 〜作業の分解図〜

● WBS(Work Breakdown Structure)とは?

WBSとは、「目標を達成するために必要なすべての作業を、階層的に分解して見える化した図」のことです。
日本語で言うと「作業分解構造図」。

簡単に言うと、「やることリストをツリー型で整理したもの」です。


● WBSの作り方(初心者向け)

  1. 目標を一番上に書く
    • 例:Webサイトを公開する
  2. そのために必要な大きな作業を書き出す
    • 例:デザイン作成、コーディング、サーバー準備、テストなど
  3. さらにその作業を細かく分けていく
    • 例:デザイン作成 → トップページ、LP、アイコン作成…
    • サーバー準備 → ドメイン取得、サーバー契約、SSL設定…
  4. 階層ごとに番号を振るとわかりやすい
    • 1 デザイン作成
    • 1.1 トップページ
    • 1.2 LPデザイン
    • 2 コーディング
    • 2.1 HTML作成
    • 2.2 CSS設計…

これで、全体の作業の抜け・漏れがなくなり、チームでも共有しやすくなります。


■ ガントチャートの作り方 〜スケジュールを可視化〜

WBSが完成したら、次は「いつ・誰が・どれくらいの時間でやるか?」を整理します。

● ガントチャートとは?

ガントチャートは、作業の流れをカレンダー形式の横棒グラフで表現したもの。
プロジェクト管理の現場では超定番のツールです。


● 初心者向けガントチャート作成ステップ

  1. WBSを左に向かって横に倒す(左側にタスク一覧)
  2. 横軸に日付や週単位の時間軸を入れる
  3. 各タスクの実施期間を横棒で表現する
  4. タスクごとに「担当者」「開始日・終了日」「所要日数」を明記
  5. 予算やコストが分かれば合わせて記載する

例(簡易ガントチャートイメージ)

タスク担当開始日終了日日数
デザイン作成山田9/19/55日
コーディング佐藤9/69/127日
テスト鈴木9/139/153日

ガントチャートを使えば、プロジェクトの進行状況が一目でわかるようになります。
特に複数人で作業を進めるチームには、必須の道具です。


■ 最後に:想像を形にする力がプロジェクト力

プロジェクトマネジメントの本質は、「まだ形になっていない未来」をどうやって形にしていくか?です。

  • 目標をイメージし
  • 細分化して計画を立て
  • 実行と修正を繰り返す

このサイクルを回していくことが、プロジェクト成功のカギです。


✔ まとめ:まずやるべき3ステップ

  1. 未来の理想を言葉で可視化する(目標)
  2. WBSでやることを細分化する(作業の棚卸し)
  3. ガントチャートで実行計画を見える化する(スケジュール)

この3つを押さえれば、あなたも立派な“プロジェクトマネージャー”の第一歩を踏み出せます!

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