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【初心者向け】プロが教える!デザイナーの制作の流れと実践ポイント

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デザイン制作の流れ

Webデザインや印刷物を作るとき、「どんな手順で進めればいいの?」と悩む方は多いと思います。
この記事では、現役デザイナーの視点から、制作の流れをわかりやすく解説します。
広告・チラシ・Webサイトなど、どんなデザインにも共通する流れなので、ぜひ参考にしてください。

① 情報の整理(デザインはここから始まる)

まずは「どんな情報を、誰に、どのように届けるか」を明確にします。
例として、以下のような案件があったとします。

項目内容
いつ8月11日 10:00〜
誰がデザイン事務所
どこで東京都
何をオープン
どのようにキャンペーンなど
目的は告知・宣伝
結果お客さんに来てもらう

💡 ポイント

この時点では細かいビジュアルよりも、事実関係を正確に洗い出すことが重要です。

② 優先順位を考える(広告向けの情報整理)

デザインは「情報の取捨選択」が命です。
全ての情報を同じ大きさ・同じ扱いにすると、何が重要なのかが分かりにくくなります

例えば、上記の案件で広告を作る場合、優先順位は以下のようになるかもしれません。

  1. 何が起きるのか → 「新規オープン」
  2. いつ・どこで → 「8月11日 10:00〜 / 東京都○○」
  3. お得な情報 → 「オープニングキャンペーン開催!」
  4. 詳細や補足情報

ここで大切なのは、読み手が最短で必要な情報にたどり着ける構成にすることです。

③ レイアウト設計(情報を配置する準備)

3-1 版面とマージンを決める

  • 版面:文字や画像を置くことができる範囲
  • マージン:配置してはいけない余白

印象の違い

  • 余白が少ない → にぎやか・活気のある印象
  • 余白が多い → 落ち着き・高級感

※印刷物の場合、マージンがないと裁断時に文字が切れる恐れがあります。

3-2 グリッドで位置決め

グリッド(等間隔の縦横線)を使うと、整ったデザインになりやすいです。
慣れるまでは必ずグリッドを使いましょう。

これがグリッド

3-3 情報の配置

重要度の高い情報 目立つ場所に
関連する情報近くにまとめる
無関係な情報離して配置

これにより、視覚的に情報を拾いやすくなります。

3-4 強弱(ジャンプ率)の設定

  • 強調したい情報 → 大きく
  • 補足情報 → 小さく

「ジャンプ率」とは、大きい要素と小さい要素の比率のことです。
高いジャンプ率はインパクトを生みますが、やりすぎると読みにくくなるため注意。

※素材はCanvaから拝借しました。

④ 配色を決める

色はデザインの印象を大きく左右します。

ナチュラル系茶色・ベージュ・緑
高級感黒・紺・金
元気・活発赤・黄・オレンジ

💡 アドバイス

3〜4種類の配色案を作り、人に見てもらうと客観的な意見が得られます。

⑤ 書体を選ぶ

書体(フォント)も印象を決める重要な要素です。

ゴシック体ポップ・親しみやすい
明朝体 高級感・格式
手書き風カジュアル・温かみ

💡 アドバイス

フォントは2〜3種類までに抑え、統一感を保ちましょう。

⑥ 全体を見て最終判断

  • 見やすいか?
  • 情報に漏れはないか?
  • 地図やアクセス情報は分かりやすいか?
  • バランスは整っているか?

最後に、「数秒で必要な情報が伝わるか」をチェックします。

まとめ

デザイン制作は「いきなり作り始める」ものではありません。


情報整理 → 優先順位付け → レイアウト設計 → 配色 → 書体選び → 最終調整


この流れを押さえることで、初心者でもプロらしい仕上がりに近づけます。

たくさんの画像とわかりやすい説明があるので理解しやすかったです。

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