「国家資格って難しそう…」「自分には無理かも…」そう思っていませんか?
実は、FP(ファイナンシャル・プランナー)3級は、数ある国家資格の中でも合格しやすく、初めて資格を取る人にもおすすめの資格です。
この記事では、なぜFP3級が取りやすいのか、試験の内容と勉強範囲、そして効率的な勉強法を、資格取得のプロとして初学者向けに分かりやすく解説します。
目次
1. FP3級とは?【基礎知識】
FP(ファイナンシャル・プランナー)は、お金に関する幅広い知識を活かして、ライフプランや資産運用、保険、年金、税金、不動産などのアドバイスを行う専門家です。
その中でFP3級は、個人の生活に密着したお金の知識を身につける入門資格。
受験資格はほぼ制限がなく、学生や社会人、主婦・主夫でも受験できます。
主な活用メリット
自分や家族のお金の管理・将来設計に役立つ |
就職・転職時のアピール材料になる |
2級やAFP・CFPといった上位資格へのステップアップが可能 |
2. なぜFP3級は「取りやすい」国家資格なのか?
FP3級は国家資格ですが、出題形式と試験範囲が工夫されていて、初学者でも合格しやすいのが特徴です。
特に試験を実施する2つの団体(日本FP協会・金財)の形式の違いを知ると、「取りやすさ」の理由がわかります。
2-1. 日本FP協会で受験する場合
学科試験:60問
- 〇✕式:30問(2択)
- 3択問題:30問
実技試験:20問
- 3択問題:20問→ 選択肢が少なく、消去法で正解に近づけやすい
2-2. 金財(金融財政事情研究会)で受験する場合
学科試験:同じく60問
- 〇✕式:30問
- 3択問題:30問
実技試験:事例形式5題(15問)
- 日本FP協会より出題範囲が狭い → 苦手分野を避けやすい
- 選択式なので記述する必要はない
ポイント
どちらの団体でも〇✕や3択問題が中心なので、記述式や長文解答のような高難度問題は出ません。
また、合格基準は6割正解でOK。つまり、全範囲を完璧に覚えなくても合格可能です。
3. 試験概要と出題範囲
3-1. 試験日程
FP3級はほぼ毎月全国にあるテストセンターのパソコンで受けれます。
短期集中で勉強して次回試験を狙えるので、学習計画も立てやすいです。
3-2. 出題範囲(6分野)
FP3級の試験は6つの分野からバランスよく出題されます。
分野 | 内容 | 生活での活用例 |
---|---|---|
① ライフプランニングと資金計画 | 年金制度、社会保険、教育資金、住宅ローンなど | 将来の生活設計、保険の見直し |
② リスク管理 | 保険の種類、保障内容、必要保障額の計算 | 生命保険・損害保険の選び方 |
③ 金融資産運用 | 株式、債券、投資信託、外貨など | 資産運用の判断材料 |
④ タックスプランニング | 所得税、住民税、控除、確定申告 | 節税対策 |
⑤ 不動産 | 売買・賃貸の流れ、不動産登記、税金 | マイホーム購入や相続 |
⑥ 相続・事業承継 | 遺言書、相続税、贈与税 | 家族の相続トラブル防止 |
4. 勉強の進め方【初心者向けロードマップ】
FP3級は、正しい勉強法を選べば1〜2か月で合格可能です。
以下の3ステップで進めるのがおすすめです。

ステップ1:テキストで全体像をつかむ(1〜2週間)
- 初めは「わからない部分は飛ばす」くらいでOK
- おすすめはイラストや図解が多い入門書
《CBT模試・アプリ・動画つき》で、絵がかわいい、余白が多く字が大きい(老眼に優しい)
※デメリットをあげると、紙が薄く若干の裏写りあり。その分、本は軽い。紙自体のテカリはない。
ステップ2:過去問・問題集で反復(2〜3週間)
- 過去問は最低3回分は解く
- 間違えた問題は必ず解説を読み直す
- 分野別問題集を使えば弱点克服が早いが、そこまでは必要ない。
目がしんどくならない黒×青の2色刷り。解き方の動画解説があってわかりやすい。解答隠しシートを使って右のページを隠すスタイル(左ページ:問題、右ページ:解答)
※文字が若干小さい。行間は広い。(なので老眼でも読める。)
ステップ3:模試・予想問題で仕上げ(1週間)
- 本番と同じ時間配分で解く練習
正直、ここまでしなくても良いと思う。でも需要があるかもしれないから一応のせときます。
5. 独学か?講座を使うか?
独学のメリット
- 費用が安い(テキスト+問題集で5,000円前後)
- 自分のペースで学べる
講座受講のメリット
- 学習計画を立てやすい
- 動画解説や質問サポートで挫折しにくい
- スマホ学習が可能なサービスも多い
初めて資格勉強する人は、挫折防止のためオンライン講座も検討すると良いです。
6. 合格率と難易度の実際
FP3級の合格率は学科・実技ともに約70%前後。
国家資格としてはかなり高く、勉強すれば十分合格可能です。
銀行勤務の人とかで、うけたくないのに受験させられた人が多く、合格率を低下させているだけだと思う。
7. 試験対策のコツ
- 〇✕問題は確率50% → 迷ったら「常識的に考えて正しそう」な方を選ぶ
- 3択問題は消去法 → 明らかに間違いの選択肢を除外
- 計算問題はパターン暗記 → 複雑な計算はほぼ出ない
- 実技はパターン問題が多い → 過去問を繰り返せば得点源に
8. FP3級取得後のステップアップ
FP2級(国家資格) | 3級合格or実務経験2年で受験可能 |
AFP・CFP(国際資格) | より高度なFPスキルを証明(更新制度あり) これを取るには通信講座うけないといけない 2級取得→申請→AFPの流れ |
金融・保険・不動産業界でのキャリアアップに直結 | そっち系の方なら金財で受験する方がウケが良い |
一口メモ
AFP・CFPの通信講座を受講して修了すると、FP3級を持っていなくてもFP2級から受けれるようになるよ。どうせ全部とる気ならそういうルートがあるという事も頭に入れておこう!
まとめ:FP3級は「国家資格の入門編」として最適
FP3級は、
- 試験形式が〇✕+3択中心
- 合格率が高い(約70%)
- 勉強期間1〜2か月でも十分合格可能
という理由から、初めて資格を取る人でも安心して挑戦できる国家資格。
お金の知識は一生役立つので、自己投資としても非常にコスパの高い資格です。