目次
はじめに

SEO(検索エンジン最適化)は、Web集客の根幹を支えるスキルです。
その力を体系的に学び、スキルを証明できる資格が 「SEO検定」。
SEO検定は 4級(入門)から1級(上級)まで レベルごとに学べるのが特徴で、
- 初めてSEOを学ぶ人
- Web担当者やフリーランス
- キャリアアップを目指す人
にとって、最適なステップアップの学習カリキュラムになっています。
SEO検定とは?
概要
- 主催:全日本SEO協会
- レベル:4級(入門)~1級(上級)
- 試験方式:選択式(所定の試験会場での受験。)
- 合格率:級によって差があるが、4級は比較的高め、1級は難易度が高い
受験料
SEO検定4級 | 5,000円(税別)/1回 |
SEO検定3級 | 5,000円(税別)/1回 |
SEO検定2級 | 6,000円(税別)/1回 |
SEO検定1級 | 8,000円(税別)/1回 |
なぜ学ぶべきか?
実務に直結:学んだ知識をそのまま自分のWebサイトで試せる
知識の体系化:SEOの全体像を理解できる
信頼性の証明:フリーランスや副業のプロフィールに活かせる
SEO検定4級 | 基礎理解 |
SEO検定3級 | 実践的内部SEO |
SEO検定2級 | 外部&戦略的SEO |
SEO検定1級 | 最新SEO&AI活用 |
👉 初心者でも ステップごとに理解を積み上げていける設計 です。
3級には+4級の内容というように下の級の内容が入ってくるのが特徴で、1級には+2級、3級、4級の内容がテスト範囲に入ってきます。
SEO検定 4級(入門)

学べること
- Webと検索エンジンの仕組み
- Googleの特徴とビジョン
- SEOの意義と3大要素
- キーワード調査の基本
- 内部要素・外部要素の基礎
4級カリキュラム
- 第1章 Webと検索エンジンの仕組み
- WWWの仕組み
- Webサイトの仕組み
- 検索エンジンの歴史
- 第2章 Googleの特徴
- Googleの技術的特徴
- Googleのビジョン
- 第3章 SEOの意義と情報源
- SEOの意義
- SEO技術の情報源
- 第4章 企画・人気要素
- SEO技術の3大要素
- キーワード調査
- サイトテーマ
- 第5章 内部要素
- 技術要因
- コンテンツ要因
- 第6章 外部要素
- 被リンク元の数と質
- ソーシャルメディアからの流入
- サイテーション
勉強のポイント
- 用語を理解する(クローラー、インデックス、ランキング)
- Google公式ガイドを読む習慣をつける
- 検索バーを使ったキーワード調査を実践
👉 目標:SEOの仕組みを人に説明できるレベルになる。
SEO検定 3級(基礎実践)

学べること
- キーワード需要調査(キーワードプランナー)
- 成約率の高いキーワードと集客キーワードの違い
- ページテーマの絞り込み・検索意図の理解
- タイトルタグ・見出しタグの最適化
- 構造化データの活用
3級カリキュラム
- 第1章 検索キーワードの需要調査
- 1、SEO 技術の3大要素
- 2、検索キーワードの需要を調べる
- 3、Google キーワードプランナー
- 4、Google 検索キーワード予測
- 5、その他デジタルツール
- 6、アナログツール
- 第 2 章 検索キーワードのパターンと目標設定
- 1、成約率の高いキーワード
- 2、訪問者数を増やすキーワード
- 3、シングルキーワード
- 4、複合キーワード
- 5、長文検索
- 6、キーワードのバリエーション
- 7、目標キーワードの設定
- 8、大目標=ビッグキーワード
- 9、中目標=ミドルキーワード
- 10、小目標=スモールキーワード
- 第 3 章 上位表示するページ構造
- 1、内部要素の技術要因
- 2、3大エリアにおけるキーワードの書き方
- 3、ページテーマの絞り込み
- 4、検索意図を満たす
- 5、キーワード分布
- 6、キーワード出現頻度
- 7、通常ページと一覧ページ
- 8、ページ内の文字数
- 9、正味有効テキストをGoogle は評価する
- 10、文章構造を示すタグ
- 11、キーワードを強めるタグ
- 第 4 章 上位表示するサイト内リンク構造
- 1、上位表示と成約率アップを目指すレイアウト
- 2、モバイルサイトのサイト内リンク
- 第 5 章 上位表示するサイト内リンク構造
- 1、ドメイン構造
- 2、論理構造
- 3、網羅性
- 4、トピカルオーソリティ
- 5、インデックス状況の確認
- 6、サーチコンソール
- 7、表示速度の高速化
- 8、インデックスの改善方法
- 9、インデックスするページのコントロール
- 第 6 章 構造化データ
- 1、構造化データの活用
- 2、構造化マークアップの種類
- 3、構造化マークアップの実装
勉強のポイント
- ビッグ/ミドル/スモールキーワードの分類練習
- 記事構成に検索意図を反映
- 構造化データを試す(FAQリッチリザルトがおすすめ)
👉 目標:検索意図を満たす記事を作り、内部SEOを実装できる。
SEO検定 2級(応用)

学べること
- コンテンツ資産の構築(オウンドメディア・トピッククラスター)
- 被リンク獲得の方法と調査
- トラフィック要因とSEOの関係
- ソーシャルメディアとの連携
- アクセス解析と競合調査
2級カリキュラム
- 第1章 コンテンツ資産の構築
- 1、内部要素のコンテンツ要因
- 2、Web コンテンツの種類
- 3、ユーザーの種類と提供するコンテンツ
- 4、ドメイン内ブログと外部ブログ
- 5、オウンドメディア
- 6、トピッククラスター
- 7、コンテンツマグネット
- 第 2 章 外部リンク対策
- 1、リンク対策の必要性
- 2、被リンク元の数と質
- 3、被リンク元の獲得方法
- 4、被リンク元の調査方法
- 第 3 章 トラフィック要因の重要性
- 1、トラフィックとは?
- 2、Googleのトラフィック認識方法
- 3、検索結果上位表示集団の特徴
- 4、トラフィック獲得の施策
- 第 4 章 ソーシャルメディア対策
- 1、ソーシャルメディアの重要性
- 2、SEO に役立つソーシャルメディアの種類
- 3、誰にどのような情報を発信するのか?
- 4、ドメイン内ブログとソーシャルメディア
- 5、情報拡散を促す方策
- 第 5 章 アクセス解析と競合調査
- 1、アクセス解析ツール
- 2、競合調査ツール
- 3、ツールで注目すべき5つの指標
- 4、流入経路
- 5、流入キーワード
- 6、サイト滞在時間
- 7、人気ページ
- 8、ユーザー環境
勉強のポイント
- トピッククラスターで記事群を構築
- 関連性の高い被リンクを意識(業界内の専門サイト)
- 競合調査ツールで差別化の軸を探す
👉 目標:SEOを「集客戦略」として実践できるようにする。
SEO検定 1級(上級)

学べること
- モバイルSEO(モバイルファーストインデックス対応)
- ローカルSEO・MEO対策(Googleマップ上位表示)
- Googleアルゴリズムの理解(パンダ・ペンギン・コアアップデート)
- 検索順位の復旧方法
- 生成AIを活用したSEO
- SEOの未来(AI時代の戦略)
1級カリキュラム
- 第1章 モバイルSEO
- 1、モバイルファーストインデックス
- 2、モバイル版Googleの特性
- 3、Webサイトのモバイル対応方法
- 4、Webデザインのモバイル対応
- 5、モバイルユーザーが好むコンテンツ
- 6、モバイル対応サイトのトラフィック対策
- 第2章 ローカルSEOとMEO
- 1、ヴェニスアップデートとは?
- 2、キーワードの地域性
- 3、MEO:Googleマップの上位表示対策
- 4、ローカルSEOの内部対策
- 5、ローカルSEOの外部対策
- 第3章 Google検索ランキングシステム
- 1、絶えず改善される検索アルゴリズム
- 2、パンダアップデート
- 3、ペンギンアップデート
- 4、コアアップデート
- 5、その他のGoogleアップデート
- 第4章 インデックスの促進方法
- 1、クロールとインデックス
- 2、Googleのインデックスに関する3つの方針
- 3、Googleがインデックス登録しなかったページを知る方法
- 第5章 検索順位の復旧方法
- 1、検索順位が落ちる原因
- 2、検索順位の復旧方法
- 3、検索順位復旧の効果的な手順
- 4、自社に不利な情報をGoogleに削除してもらう方法
- 5、SEO担当者の倫理基準
- 第6章 生成AIを使ったSEO
- 1、ChatGPTの登場
- 2、SEOへの応用
- 3、マルチデバイス時代
- 第7章 SEOを取り巻く環境の変化とその未来
- 1、比較・ランキングサイトとユーザーの利便性
- 2、人工知能の実装
- 3、ソーシャルメディアでの検索
- 4、AIの登場で「人間」の存在意義が問われる時代になった
勉強のポイント
- アルゴリズム理解を深める(品質・リンク・コアアップデート)
- MEOを実践:Googleビジネスプロフィールを登録
- AI活用の実践:ChatGPTで記事構成案を作る → 自分で修正
👉 目標:SEOをビジネス戦略全体の中で扱えるようにする。
まとめ表:各級の比較
級 | レベル | 学べる内容 | ゴール |
---|---|---|---|
4級 | 入門 | SEOの仕組み・基礎要素 | 用語と構造を理解 |
3級 | 実践基礎 | キーワード戦略・内部SEO | 記事を上位表示させる |
2級 | 応用 | コンテンツ資産・外部SEO | 集客戦略を立てられる |
1級 | 上級 | 最新SEO・AI活用 | ビジネス戦略としてSEOを使う |
勉強法(共通)
- 公式テキストを読む(問題集もあり)
- SEO検定のセミナーやダウンロード講座で学ぶ(全国4ヶ所・オンラインで開催!鈴木将司の【SEO対策セミナー】)
- 実践しながら学ぶ(ブログやサイトを題材に)
- 最新情報を追う(Google公式ブログ、SEOニュース)
- 過去問で仕上げる

合格のメリット
- 信頼性の向上:フリーランス・副業での強力な実績
- キャリアアップ:履歴書に書けるスキル証明
- 実務に直結:学んだ知識でサイト改善が可能
- 自分のブログへの被リンクを貰える:ここが大きい人も多いのではないでしょうか
👉 SEO検定は、資格で終わらず「実践に使える知識」になるのが最大の強みです。
まとめ
SEO検定は「SEOを体系的に学びたい人」に最適なロードマップです。
- 4級 → 基礎理解
- 3級 → 実践基礎
- 2級 → 戦略応用
- 1級 → 最新SEO
資格取得を目標にしつつ、学んだ内容をすぐ実務に活かすことで、SEOスキルがあなたの強力な武器になります。
📌 参考リンク
【おまけコラム】SEO検定とウェブ解析士の違いを比較してみた
SEOやWebマーケティング関連の資格を調べていると、必ず目にするのが 「SEO検定」 と 「ウェブ解析士」。
どちらも人気がありますが、対象者や学習範囲が少し異なります。
SEO検定とは?
- 主催:全日本SEO協会
- 対象:SEOを基礎から学びたい人、Web担当者、個人サイト運営者
- 学習範囲:検索エンジンの仕組み、SEO内部要素・外部要素、コンテンツ制作、AI時代のSEOまで
- 特徴:実務に直結する「検索順位を上げる」ための知識に特化
👉 「サイトを上位表示させたい」「SEO施策を学びたい人」に最適。
ウェブ解析士とは?
- 主催:一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)
- 対象:企業のWeb担当者、広告代理店、マーケティング職
- 学習範囲:アクセス解析(Google Analyticsなど)、データ分析、広告運用、Web戦略設計
- 特徴:数字に基づいた分析と改善施策を学べる資格
👉 「データから改善策を提案したい」「マーケティング戦略全体を学びたい人」に最適。
比較表
項目 | SEO検定 | ウェブ解析士 |
---|---|---|
主催 | 全日本SEO協会 | ウェブ解析士協会 |
学習範囲 | SEO内部・外部・コンテンツ・AI活用 | アクセス解析・広告・戦略設計 |
実務活用 | サイト上位表示に直結 | Web戦略や広告効果の改善 |
向いている人 | ブロガー、副業者、SEO担当 | 企業のマーケ担当、広告代理店 |
難易度 | 4級~1級まで段階的 | 初級・上級・マスターと段階制 |
まとめ:どちらを選ぶべき?
- SEO検定 → 「自分のサイトを成長させたい」「SEOに強くなりたい」
- ウェブ解析士 → 「会社でマーケ戦略を担当」「広告運用や解析を強化したい」
両方を学べば、「集客 → 分析 → 改善」 までを一気通貫でカバーできるため、キャリアの幅が大きく広がります。
ちなみにどちらも合格すると被リンク貰えます。