Adobe Illustratorを使って、夜の街に輝くネオン管風の文字を再現してみましょう。
RGBドキュメントでアピアランスを使い分ければ、初心者でも本物のような光を表現できます。
以下の手順を順番に進めてください。
手順
新規ドキュメントを作成
メニュー「ファイル」→「新規」で「Web」を選択。
カラーモードは RGB に設定し、詳細オプションの「ラスタライズ効果」を 300ppi に変更して「作成」をクリック。(詳細オプションが開いてない場合は詳細オプションと書かれた左側をクリックすると出てきます。)

背景を作成
長方形ツールでアートボード全体に長方形を描きます。
ネオン管の効果を見やすくするために、塗りは黒または濃紺に、線は「なし」に設定。


背景をロック
背景オブジェクトを選択したまま、レイヤーパネルで「ロック」
新規レイヤーを作成し、前面のレイヤーで作業を開始。


文字を入力
ツールバーから「文字ツール」を選び、アートボードをクリックして文字を入力。
入力を終えたら「Esc」キーで確定。
テキストオブジェクトを選択したまま、プロパティパネルでフォントなどを設定。
プロパティパネルでフォントを太めに設定すると効果がわかりやすくなります。


線の色を設定
線のサムネイルをクリックしてカラーパネルを開き、彩度の高い好きな色を選びます。
塗りをなしにする
文字を選択した状態で、プロパティパネルの「塗り」を「なし」に変更。

アピアランスで線を追加
メニュー「ウィンドウ」→「アピアランス」でパネルを表示。
「新規線を追加」をクリック。
「文字」の項目をドラッグして一番上に移動。



ネオン管本体を作る
線パネルで「線幅」を調整し、「線端:丸形線端」「角の形状:ラウンド結合」に設定。
「破線」と「線分の感覚の正確な長さを保持」をオンにして、「線分」と「間隔」を調整。
→ この線がネオン管の本体になります。


白い線を追加してハイライト
線を選択したまま「選択した項目を複製」
上の線の色を白に変更し、線幅を少し細めにします。
ガウスぼかしで光らせる
白い線を選び「新規効果を追加」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」
半径を調整し、白い線が少しにじむ程度に設定。


外側の光を追加
ネオン管本体の線を複製し、下に配置。
線幅を2倍ほどに大きくし、描画モードを「スクリーン」、不透明度を「70%」に設定。

光の広がりを調整して完成
一番下の線の「ぼかし(ガウス)」の半径を大きめに変更。→ 光が外に広がり、ネオンらしい輝きになります。

完成
もうちょい太い方がネオン管らしい気もしますが、まあ、完成です。

