「イベント」「セッション」「エンゲージメント」って何のこと?
GA4を開いた瞬間、「専門用語が多すぎてよくわからない…」と感じた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、GA4を理解するために最低限知っておきたい基本用語をわかりやすく解説します。
旧アナリティクス(UA)との違いも交えながら、初心者でも“データが読める”ようになります!
目次
🧭 この記事でわかること
- GA4のよく出る基本用語の意味
- 旧アナリティクス(UA)との違い
- 実務でどう使うか(用語→行動の理解)
1. GA4で覚えるべき「基本7用語」
用語 | 意味 | ざっくり言うと… |
---|---|---|
イベント(Event) | ユーザーのあらゆる行動(クリック・スクロール・動画再生など) | 「何をしたか」 |
セッション(Session) | 訪問1回のまとまり(一定時間の行動) | 「1人が訪問してから離脱するまで」 |
ユーザー(User) | サイトに訪れた人の数(同一人物は1カウント) | 「訪問者」 |
エンゲージメント(Engagement) | サイト内でアクションした割合 | 「ちゃんと見てくれた率」 |
コンバージョン(Conversion) | 目的の行動を達成した回数 | 「成果」 |
ビュー(View) | ページが表示された回数 | 「ページ表示回数」 |
流入経路(Traffic Source) | ユーザーがどこから来たか | 「集客元」 |
💡UAでは「ページビュー」「直帰率」が中心でしたが、
GA4ではユーザー行動全体をイベントとして捉える点が最大の違いです。
2. 「イベント」がGA4の中心!
GA4ではすべてのデータが「イベント」という単位で記録されます。
たとえば:
- ページを見た →
page_view
- ボタンを押した →
click
- スクロールした →
scroll
- フォームを送信した →
form_submit
つまり、「どんな行動があったか」をイベントで追えるのがGA4の基本構造です。
3. 「セッション」と「ユーザー」の違い
指標 | 意味 | 例 |
---|---|---|
ユーザー数 | 何人が訪れたか | 100人 |
セッション数 | 訪問回数 | 150回(1人が複数回訪問可) |
💡1人のユーザーが1日に2回訪問すれば、「ユーザー1」「セッション2」とカウントされます。
4. 「エンゲージメント率」と「直帰率」の違い
UAでは「直帰率(1ページだけ見て離脱)」でしたが、GA4では代わりに「エンゲージメント率(有効な訪問)」が導入されています。
指標 | 意味 | 高いほど? |
---|---|---|
直帰率 | 何もせず帰った割合 | 悪い |
エンゲージメント率 | 何か行動した割合 | 良い |
GA4では「エンゲージメント率が高い=サイトが見られている」と考えます。
5. 「コンバージョン(CV)」の考え方
UAでは「目標設定」でしたが、GA4ではイベントをコンバージョンに昇格させます。
例:
form_submit
→ お問い合わせ完了purchase
→ 購入完了
GA4では「イベント一覧」からワンクリックで“CV設定”できるのが便利です。
6. よく出る補助用語も覚えよう
用語 | 意味 | 補足 |
---|---|---|
ディメンション | 分析の“切り口” | 例:ページ名・流入経路・デバイス |
指標(メトリクス) | 数値データ | 例:ユーザー数・滞在時間 |
リアルタイムレポート | 今アクセスしている人を表示 | テストに便利 |
探索レポート | カスタム分析レポート | 経路分析などに使用 |
7. まとめ|GA4の用語は“動作の言い換え”で覚える!
難しい言葉 | やってること | 覚え方 |
---|---|---|
イベント | 行動 | 「何をしたか」 |
コンバージョン | 成果 | 「ゴール」 |
エンゲージメント | 関心度 | 「ちゃんと見たか」 |
ディメンション | 分析の軸 | 「どんな条件で」 |
指標 | 数値結果 | 「どのくらい」 |
難しく考える必要はありません。
GA4の用語は「行動の別名」として置き換えると、すぐ理解できます。