【第16回】GA4 × Looker Studioで自動レポートを作る方法|手動集計から卒業しよう

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【第16回】GA4 × Looker Studioで自動レポートを作る方法

「毎月、GA4の数字をスプレッドシートにコピペして報告してる…」

「レポート作成に時間がかかりすぎる!」

そんな方におすすめなのが、Looker Studio(ルッカースタジオ)


GA4と連携することで、リアルタイムに自動更新されるレポートを作成できます。

この記事では、初心者でもできるGA4 × Looker Studio連携の基本手順とデザインのコツを紹介します。

🧭 この記事でわかること

  • Looker Studioとは何か
  • GA4との接続方法
  • 実務で使える自動レポート構成例
  • 見やすいデザインのコツ

1. Looker Studioとは?

Looker Studio(旧 Google データポータル)は、Googleが提供する無料のデータ可視化ツールです。

特徴内容
🎨 見やすいグラフ・チャートを自由にデザインできる
🔄 自動更新GA4やスプレッドシートとリアルタイム連携
👥 共有しやすいURL共有でチーム内閲覧可能
⚙️ カスタマイズ自由KPIごとにダッシュボードを作成可能

💡 ExcelやPowerPointでの手動報告が不要になり、「見るだけでわかるレポート」を常に最新状態で共有できます。

2. GA4とLooker Studioの接続手順


🟡 STEP②:「空白のレポート」を作成

  • 右上の「+空白のレポート」をクリック。
  • データソースを追加する画面が表示されます。

🔵 STEP③:「Google アナリティクス」を選択

  • 接続先の一覧から 「Google アナリティクス」 を選びます。
  • GA4プロパティを選択し、対象の 「データストリーム」 を指定。
  • 「接続」→「レポートに追加」をクリック。

💡これでGA4のリアルタイムデータをLooker Studioで扱えるようになります!

3. 自動レポートの基本構成テンプレート

見やすいダッシュボード構成は以下のように組むのがおすすめ👇

セクション表示内容チャート例
① サマリー全体数値(ユーザー数・セッション・CV数)スコアカード
② トレンド推移ユーザー・CVの週別・月別推移折れ線グラフ
③ 流入チャネル別分析検索・SNS・広告・直打ち円グラフ/棒グラフ
④ ページ別分析上位ページ、滞在時間、離脱率表/棒グラフ
⑤ CVイベント詳細フォーム送信・購入などの成果表/時系列グラフ

💡まずはこの5セクションを基本骨格にしておくと、
どんなサイトでも応用可能です。

4. デザインのコツ|“伝わる”レポートにする3原則

 原則①:色は3色まで

→ ブランドカラー+白+グレー程度で統一。
分析目的を邪魔しないシンプル配色がベスト。

💡「青=安定」「赤=注意」「緑=成果」など役割を決めると◎。

 原則②:1画面=1テーマ

→ 画面ごとに「何を見せたいか」を明確に。
例:「集客分析」「コンテンツ分析」「成果分析」

 原則③:グラフに“結論”を添える

悪い例:「自然検索が増えています」
良い例:「自然検索が前年比+25%。SEO記事更新が効果」

💡「数字+理由」で伝えることで、報告が“生きたデータ”になります。

5. 実務で使えるおすすめウィジェット構成

分析軸表示形式内容例
KPIサマリースコアカードユーザー数/CV数/CVR
トレンド折れ線グラフ月別ユーザー・CV推移
チャネル別円グラフSEO・SNS・広告の比率
コンテンツ別表+棒グラフページ別の閲覧数・滞在時間
イベント別表+条件色分けform_submitclick_ctaなど

💡Looker Studioでは条件付き書式も設定可能なので、
CV率が高い行を緑でハイライトなどの工夫もできます。

6. 自動化後にやるべきメンテナンス

項目内容頻度
イベントの追加確認新しいCVイベントが反映されているか月1回
データ連携チェックGA4連携が切れていないか随時
レポートレイアウト関係者が見やすいか再確認四半期ごと
コメント更新最新の施策や改善内容を追記月1回

💡自動化しても、“振り返り”は人の仕事。
レポートを「見る文化」を作ることが、分析定着のカギです。

7. チームで共有する方法

  1. 右上の「共有」ボタンをクリック
  2. メールアドレスを入力し、閲覧権限を設定
  3. コメント欄に「今月の結果を確認してください」などメモを残す

💡「閲覧者」権限で共有すれば、データの改変を防げます。
URL共有でSlack・Notionなどにも簡単に貼り付け可能。

8. Looker Studio × GA4 活用のまとめ

項目内容メリット
データ接続GA4プロパティと連携手動更新が不要に
レポート設計KPI別に構成一目で成果が見える
デザインシンプル3色+コメント付き見るだけで理解できる
共有URLで社内展開チーム全体でデータ活用

手動で数字を集める時間を「分析と改善」に使いましょう。

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