目次
はじめに
2025年11月13日、私は一般社団法人 ITエンジニア育成検定協会の「HTML&CSS技術認定試験」に挑戦しました。
Web制作を仕事としている中で、「今の自分の基礎力はどれくらい通用するのか?」
その答えを知りたくて受験を決めた資格です。
実際に試験を受けてみると、単なるタグやプロパティの暗記だけでは解けない、「なぜそうなるのか」を理解しているかを問う問題が多く、あらためて基礎知識の重要性を痛感しました。
この記事では、当日の流れ、試験の傾向、私が押さえておいてよかったポイント、そして 合格につながった学習のコツ を受験レポとしてまとめています。
これから HTML/CSS の試験を受けようとしている方や、学習の指針を知りたい方にとって、少しでもヒントになれば幸いです。
1. 試験概要と受験背景
私が受験したのは、2025年11月13日。
試験名は「HTML/CSS技術認定試験」。
この試験は、一般社団法人 ITエンジニア育成検定協会が主催するもので、Webデザイン・コーディングに関わる人が HTML・CSS の基本と実践スキルを証明できるものです。
サイト上では “2025年11月7日開始” が告知されていました。
私自身、ブログでHTML/CSSに関する初心者向け記事を執筆しているため、知識の再確認と腕試しも兼ねて受験を決めました。
ちなみに試験は、HTML/CSS、Javascript、Typescript、PHP、Java、Pythonとあります。
値段は一律7,800円(税込)
2. 学習準備・勉強した内容
学習スケジュール
- 10月中旬:公式サイトの試験概要を確認 → 出題範囲が「HTML/CSS」であることを把握
- 10月末〜11月初旬:基礎知識の復習(HTMLタグ、構造、語彙、文法、セマンティクスなど)
- 11月上旬:CSS のレイアウト、フレックス・グリッド、レスポンシブ、疑似クラス/疑似要素、アクセシビリティなどを再確認しつつ最新技術記事を見て深く追求してみたりブログ記事を書いたりと脱線気味。
特に押さえたポイント
- HTML:<header>, <nav>, <main>, <footer>, <section>, <article> などのセマンティック要素
- CSS:display, flex, grid, レイアウトユニット(px/em/rem/vw)
- CSS疑似クラス・疑似要素::hover, ::before, ::first-line など
- CSS機能サポート:@supports の書き方と使いどころ
- リンクスタイル:特に :visited の制限(レイアウト系プロパティは使えない、色系のみ)というセキュリティ/アクセシビリティ観点
- コンテンツビジュビリティ:content-visibility: auto/contain-intrinsic-size など新しい性能系プロパティも軽く確認
3. 試験当日の流れ
- 会場は自宅にて。IBT方式。
- 時間は60分/出題は多肢選択形式(35問で合格は70%以上)
- 試験中に調べるのはOKの試験だが、コピペできるわけではないのでChatGPTとかで受験しようと思わないこと。
- 13:00 開始。20分ほどで終了したものの、再度見直し。
- 特に「:visited に使えるプロパティ」「writing-mode の値」「flex の shorthand 解釈」あたりをチェック。
- 結果は試験終了直後に表示され、合格/不合格が即座にわかる形式でした。
- 結果としては、何かを一問間違えた様子(どれを間違えたかは教えてくれないスタンス。)
4. 試験中の気づき・攻略ヒント
- 出題形式が「実務的な文脈」から問われる問題が多く、例:リンクカラー、アクセシビリティ、レスポンシブ崩れの原因など。
- 特に「:visited に対しレイアウト変更できない」という設問が出たときに、“色系プロパティのみ許可”という制限を思い出せてよかった。
- また、@supports の使いどころ(CSS変数を環境によって条件付け)と、「inherit/unset/initial」のちがいも出ていて、理解が深まっていたのが有利に働きました。
- レイアウト系でも「flex」「minmax」など shorthand や関数形式の出題あり。
- 時間配分も重要で、最初に「簡単そう」「迷いそう」な設問を分類して解くのが鍵。
5. 合格に向けての私のまとめとアドバイス
✔ 覚えておきたい知識
- :visited はプライバシー保護のため「色など一部のプロパティしか適用できず、レイアウト変更不可」
- writing-mode の値:horizontal-tb, vertical-rl, vertical-lr, sideways-lr, sideways-rl をざっと把握
- inherit, unset, initial, revert の違い
- @supports の条件文の書き方と使い方
flexshorthand の意味- minmax(), fr ユニットの概念と使い方
- 新性能系プロパティも出る可能性あり
✔ 学習時の戦略
- 理論を “理由付き” で覚える:例えばなぜ :visited に制限があるか=「閲覧履歴漏洩防止」など。
- 自分で簡単な HTML/CSS コードを書きながら「なぜ動くか」「なぜ動かないか」を体感しておく。
6. 受験してみての率直な感想
今回受験して感じたのは、「単にタグを覚える」だけでは通用しないということ。実務設計・アクセシビリティ・ブラウザ挙動・パフォーマンスなどを “なぜ” に基づいて理解していると強いです。
また、上記のような最新機能(フレックス・グリッド・レスポンシブ・性能系)も出題範囲に含まれていたので、仕事で身につけていた知識がまさに活きました。
合格して自信になったのと同時に、「もっと深く理解しておけばよかった」という課題も見えたので、これからブログ記事に落としこみつつスキルを磨いていきます。
7. 今後の展望
- 合格後は「HTML/CSS 」だけではなく、「JavaScript技術認定試験」や「Typescript技術認定試験」なども視野に入れています。
- ブログで「試験対策記事シリーズ」を展開し、初心者向けにわかりやすく「なぜこのプロパティなのか」「タグの設計意図は?」という視点で解説していきたいと思っています。
以上が、2025年11月13日に私が受験した HTML/CSS 技術認定試験の体験レポートです。
追伸:普通にJSONの問題出てたよ、最近の試験は怖いねぇ・・・レベル初級って書いてあったんだけど、JSONって初級なんだろか?( *´艸`)



