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APIって結局何なん?

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APIって結局何なん?

~仕組み・種類・活用例までわかる超入門~

【はじめに】API、よく聞くけど結局なに?

最近「API(エーピーアイ)」という言葉をよく目にしませんか?


「API連携」「API公開」「Twitter API」など…。

でも、「APIって結局なに?」と聞かれたら、自信を持って答えられる人は多くありません

この記事では、APIの意味・役割・種類・具体例・メリットまで、プログラミング初心者にもやさしく、図や表を交えながら解説します!

1. APIとは?ひとことで言うと…

APIとは
Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)
頭文字

簡単に言えば…
ソフトウェア同士がやり取りするための“窓口”や“取り決め”

2. APIのイメージ図

+———————+      +——————————+
| あなたのアプリ | ←→API→ | ほかのサービス・データ|
+———————+      +——————————+
   ↑
自分でプログラムを書く
(APIを通じて指示・取得)

3. もっと分かりやすく!「お店の注文」に例えると…

お店の要素APIの世界での役割
メニューAPIの説明書(ドキュメント)
注文をとる店員API本体(窓口となる仕組み)
お客さんあなたの作ったアプリやプログラム
調理場サーバーやデータベース
出てくる料理APIの返してくれるデータや結果
  • お客さん(あなたのアプリ)は、
    メニュー(APIドキュメント)”を見て、“店員(API)”に注文(リクエスト)を出す。
  • 店員(API)は、注文内容を“調理場(サーバー)”に伝え
    “料理(データや結果)”を受け取って、お客さんに提供する。

4. APIの種類

APIにはいくつかの種類があります。主なものを表にまとめます。

種類主な用途特徴
Web API(HTTP API)Twitter API
Google Maps API
インターネット越しに
使うAPI
ブラウザやアプリ
からアクセス
ライブラリAPIjQuery
NumPy
プログラム内で
呼び出すAPI
プログラムに
組み込んで使う
OS APIWindows API
iOS API
OSの機能をアプリ
から利用
アプリからカメラや
GPSを使うなど
ハードウェアAPIプリンターAPI
カメラAPI
機器操作やデータ取得機器固有の機能を利用
プライベートAPI社内専用API組織内システム連携公開されていない
パブリックAPITwitter API
YouTube API
誰でも使えるAPIドキュメントが
公開されている

5. APIの役割とメリット

役割・メリット詳細内容
機能の再利用一から作らず、他社の機能を呼び出して使える
開発スピード向上部品として組み合わせることで、素早く開発できる
保守・管理がしやすいAPIを更新すれば連携先アプリも
すぐに最新機能が使える
外部サービス連携地図・SNS・決済など、
自前で持たない機能もすぐ利用できる
データ取得が簡単他社のデータ(天気・株価・ニュースなど)も
API経由で入手可
セキュリティ向上API経由でやり取りすれば、
余計な情報漏洩を防ぎやすい

6. APIの仕組み(もう少しだけ詳しく)

APIは「リクエスト」と「レスポンス」でやりとりする

用語意味・内容
リクエストアプリからAPIに対して送る
「こうして!」という命令
「東京の天気を教えて」と送信
レスポンスAPIから返ってくる答えやデータ「晴れ、最高30℃」
という結果が戻る

主なAPIの通信方式

通信方式特徴代表例
REST APIURLとHTTPを使って
簡単にやり取り。主流
Twitter API
SOAP APIXML形式で送受信。
厳密なルールでやり取り
一部の金融API
GraphQL必要なデータだけ柔軟に取得。
新しいAPI設計方式
GitHub APIなど

7. APIの活用例

具体的なサービス利用例

使っているAPIどんなサービスで?どんな機能?
Google Maps API不動産サイト、レストラン検索地図表示・経路案内
Twitter APISNS管理ツール、botアプリツイート自動投稿・取得
PayPal APIECサイト、ネットショップオンライン決済
OpenWeatherMap API天気アプリ、旅行サイト天気予報の取得
LINE Messaging APIチャットボット、通知サービスメッセージ送信・自動返信

8. 逆にAPIが無いとどうなる?

APIが無いと……?

  • 他社サービスの機能やデータを使うには
    画面の情報を“手動コピペ”したり、“一から全部自作”しないといけない
  • 大規模サービス同士の連携や自動化は現実的に不可能
  • 「一つのサービスで完結」しないのでユーザー体験が悪化

→APIのおかげで世の中の“便利アプリ”や“サービス連携”が成り立っている!

9. APIの注意点・デメリット

デメリット・注意点内容
利用制限・回数制限があるAPIによっては「1日○回まで」
「有料プランのみ」など
サービス終了リスク提供元がAPIを廃止する場合がある
仕様変更への対応APIの内容が変わると、
使っているアプリの修正が必要
セキュリティ対策が必須APIキーや認証情報の管理が甘いと悪用される危険性
ネットワーク依存通信が途切れると使えなくなる場合も

10. APIを使ってみたい!どう始めれば?

API利用の基本ステップ

ステップ詳細内容
1. APIの選定使いたいAPIを探す(例:Google Maps API)
2. ドキュメント読む公式の使い方ガイドを確認
3. APIキー取得利用登録し、アクセス用のIDやキーをもらう
4. プログラム作成プログラミング言語で
「APIにリクエストを送る」コードを書く
5. 結果の確認レスポンス(データや結果)を
受け取ってアプリで利用

お試しに使えるAPI例

【まとめ】API=サービスをつなぐ“魔法の窓口”

  • APIは「ソフト同士がやり取りするための窓口・取り決め
  • 連携や自動化、機能の組み合わせを可能にする“インターネット時代の必須インフラ
  • 実生活でも、多くのアプリがAPI連携でもっと便利に!

【おまけ】API関連用語ミニ辞典


用語意味・解説
エンドポイントAPIの個別機能ごとの「住所」のようなURL
APIキー認証・制限のための「合言葉
レートリミットAPIを呼び出せる回数や頻度の上限
ドキュメントAPIの使い方や仕様をまとめた説明書
SDKAPI利用を簡単にするための
ライブラリやツールキット

【さいごに】

「APIってなんとなく難しそう…」と思っていた人も、この記事でイメージが湧いたのではないでしょうか?

今や、APIはIT社会の“縁の下の力持ち”


この記事をきっかけに、ぜひ身近なAPIを探してみたり、実際に使ってみたりしてください!

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