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マーケティングも強いWebデザイナーになるための完全ロードマップ

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新時代Webデザイナーロードマップ

はじめに:なぜ「マーケ視点」が必須なのか?

Webデザイナーの仕事は、かつては「美しく・分かりやすく・見やすい」サイトを作ることが主流でした。

しかし、今の時代はそれだけでは不十分。


企業も個人も「売れるWebサイト」を求めています。


どんなにデザインが綺麗でも、

サイトが検索で見つからない
ユーザーの問い合わせや購入につながらない
訪問してもすぐ離脱されてしまう


そんなサイトは評価されません。

「どうやったら売れるのか」「なぜユーザーに選ばれるのか」


このマーケティング思考が、Webデザイナーの大きな武器となる時代です。

【全体像】これから身につけたい8つのスキル

  1. SEO(検索エンジン最適化)
  2. CVR(コンバージョン率)最適化
  3. ペルソナ設計・カスタマージャーニー
  4. データ解析力
  5. コピーライティングの基礎
  6. UI/UXデザイン
  7. マーケティング全体の基礎
  8. 最新トレンドやツールのキャッチアップ力

この順番でロードマップ的に解説します。
(+αでアフィリエイト志望者向けのコツも紹介)

1. SEO(検索エンジン最適化)を理解する

SEO=Googleなどで検索されたときに、Webサイトを上位表示させる技術・施策


いくらデザインが良くても、“見つけてもらえなければ”意味がありません。

SEOの基本ポイント

キーワード選定どんな単語で検索されるかリサーチし、「検索意図」に合ったページ構成を考える。
コンテンツ設計ページ毎に明確なテーマを持たせ、タイトル・見出し(h1、h2など)も論理的に。
内部リンク設計ユーザーが迷わず回遊できるようにサイト内リンクを工夫。Googleの評価もUP。
ページ表示速度画像の圧縮、コードの最適化などで“サクサク”なサイトにすること
(ページ速度はSEO順位に直結)
モバイルファーストスマホからのアクセスが大半なので、スマホ対応は必須。


  • サイト構造は「ピラミッド型」を意識
  • 検索意図(なぜこのキーワードで検索したか)を想像する
  • Google Search Consoleで定期チェック

2. CVR(コンバージョン率)最適化

CVRとは「サイトの目的を達成した割合


例:100人訪問して、5人が問い合わせ=CVR5%。

CVRを高めるには?

ゴール(目的)の明確化「資料請求」「購入」「お問い合わせ」など、ページごとに達成したい“行動”を決める
CTA(コール・トゥ・アクション)ユーザーが迷わず次のアクションを取れるボタンやリンクを目立つ位置に配置
行動心理に基づいたデザインユーザーの「不安」や「欲求」を理解し、信頼感や安心感を与えるデザイン
フォームの最適化項目を最小限に・入力しやすく設計することで離脱を防ぐ

※心理学、特に行動心理学、認知心理学、社会心理学の3つを軽く勉強しておくと良いとは思う。

【実践TIPS】

  • ボタン色や文言をA/Bテストして、反応率の高いパターンを残す
  • CTAはファーストビュー(画面表示直後)にも設置
  • お客様の声・レビューの掲載で「安心材料」を増やす

3. ペルソナ設計・カスタマージャーニー

ペルソナ=理想的なユーザー像


「どんな人に」「どんなタイミングで」「何を伝えたいか」を深掘りして設計します。

ペルソナ・カスタマージャーニー作成の流れ

  • ペルソナ設定
    例:40代男性/都内在住/AIに関心/スマホでよく検索
  • ジャーニーマップの作成
    ユーザーが最初にサイトを知り、訪問して、ゴール(購入・問い合わせなど)に至るまでの「行動・感情」を可視化
  • ユーザー目線での設計
    どのタイミングで「知りたいこと」「不安」「疑問」が生じるかを想定し、導線・コンテンツを配置

こんな感じで細かく作りこんでいきます。

  • クライアントから「ターゲット顧客像」を必ずヒアリング
  • Google Analyticsやアンケートを活用してリアルなユーザー像を反映
  • ジャーニーマップは紙やオンラインツール(Miro、Notionなど)でもOK

あわせて読んで欲しい

4. データ解析力

勘や経験だけに頼らない、根拠のある改善こそが現代Webデザインの標準。


Google Analytics(GA4)、Search Consoleなどのツールを活用して「数字で」サイト改善を行う力が必須です。

データ解析でできること

ユーザーの流入経路の把握(検索・SNS・広告など)
離脱ポイントの特定(どのページでユーザーが去っているか)
コンバージョン率の測定
サイト内検索ワードの分析
ヒートマップツール(UserHeat, Hotjarなど)でクリックやスクロールの動きを可視化

【実践TIPS】

  • 月1回は必ずデータチェック→改善ポイントを洗い出す
  • 施策を打つたびに「数値変化」を記録する習慣をつける
  • 数値が悪いページは「仮説→修正→再計測」のPDCAを徹底

5. コピーライティングの基礎

デザインと並び、「言葉」も売れるサイト作りの重要要素です。


ターゲットユーザーの心を動かし、行動につなげるコピーの力は絶対に身につけましょう。

押さえておきたいコピーのポイント

見出し(ヘッドコピー)は“パッ”と伝わる言葉で
「ベネフィット」重視(商品・サービスの“良さ”ではなく、“利用者にどんな得があるか”を伝える)
共感・ストーリー性のある文章
行動を促す言葉選び(例:「今すぐ無料で体験」「あと◯名様限定!」)

【実践TIPS】

  • 実際に自分でも色々なサービスに申し込んで“ユーザー体験”してみる
  • 競合サイトのキャッチコピーや訴求方法も日常的に観察・研究
  • ChatGPTなどAIツールでコピー案を出す→自分なりに磨きをかける

6. UI/UXデザイン

UI(ユーザーインターフェース):操作しやすさ


UX(ユーザーエクスペリエンス):使いやすさ、体験全体の心地よさ

「使いにくい」「迷いやすい」「不親切」なサイトはどんなにデザインが良くても離脱されてしまいます。

UI/UX設計のポイント

導線設計(迷わせない!)
レスポンシブデザイン
視線誘導(Z型・N型レイアウト)
ボタンやリンクは“押せる”と直感でわかるデザイン
色使い・余白・フォントで「伝えたい内容」を際立たせる
ユーザーテスト・ABテストを繰り返して改善

【実践TIPS】

  • 最初は王道のUIパターンを徹底的に真似する
  • WebflowやSTUDIOなどノーコードツールもUI/UX学習に最適
  • 「ユーザーの声」「お客様サポート」から実際の課題や不満をヒアリング

7. マーケティング全体の基礎を知る

Webはあくまで「事業・サービス全体の一部」。
マーケティングの基礎フレームワークを知っておくことで、より大きな視点で「売れるデザイン」「ビジネス視点の設計」ができるようになります。

覚えておきたいフレームワーク

3C分析(Customer/Competitor/Company)→ 市場・競合・自社の立ち位置を把握
SWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)
STP戦略(Segmentation/Targeting/Positioning)
4P/4C(Product, Price, Place, Promotion/Customer, Cost, Convenience, Communication)

【実践TIPS】

  • クライアントと打合せ時、上記フレームワークでヒアリングすると信頼度UP
  • デザイン提案時も「ターゲット」「競合との違い」「強み」を伝える
  • マーケティング本や記事を毎月1冊は読む

8. 最新トレンドやツールのキャッチアップ力

Webの世界は「昨日の常識が明日には古くなる」超高速な進化業界です。

チェックしたい最新情報

GA4(Google Analytics最新バージョン)
ChatGPTやAIツール → デザイン、コピー作成、データ分析、画像生成など活用
ノーコードツール(Wix、STUDIO、Webflow等)
SNS広告運用・最新のLP事例
Webアクセシビリティ/法律面(Cookie対応や著作権)

【実践TIPS】

  • Twitter(現X)やnote、海外ブログで定期的に情報収集
  • 気になるサービス・ツールは「まず触ってみる」精神でトライ
  • 1日10分のインプット習慣で「時代遅れ」を防ぐ

+α:アフィリエイトも意識するなら

  • 案件選定力:報酬額・成約率・ジャンルの伸び代などを分析
  • 競合リサーチ:検索順位や広告、SNSでどんな訴求が多いか常にチェック
  • ASP(A8.net、もしも、バリューコマース等)の最新動向ウォッチ
  • 自分で実際にブログやサイト運営をして体感的に学ぶことが最大の近道!

まとめ:一歩一歩“売れるWebデザイナー”へ

どれも一朝一夕で身につくスキルではありませんが、1つ1つを地道に積み上げていくことで確実に“売れるWebデザイナー”に成長できます。


現場で失敗を恐れずにチャレンジし、「成果が出る→面白くなる→さらに学びたくなる」このサイクルを大切に。

“デザインはゴールではなく、ユーザーと事業の価値をつなぐ手段”


この視点を持てるWebデザイナーが、今後ますます必要とされる存在です。


一緒に、“売れるWebデザイナー”を目指して頑張っていきましょう!

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