今日も今日とて笑い疲れる
HTMLを学び始めたシニア世代の方々にとって、一番のハードルは「英語」です。
タグ名はすべて英語で書かれているため、カタカナ読みして覚える方がほとんど。
その結果、ときにユニークな読み間違いが生まれ、教室には笑いが絶えません。
例えば、<head>
を「ヘッド」ではなく「ヒード」と読んだり、<div>
を「ディブ」ではなく「ディーヴィー」と読んでしまったり…。
一見すると間違いなのですが、そこには「読めないからこそ工夫して覚えようとする」姿勢が感じられ、むしろ学びの原動力になっています。
今日も生徒さんに読み方がわからんわ!と、怒られた(?)ので一覧を作ります。
なぜか参加者の皆さんからは「これなら安心して覚えられる!」と大好評でした。
ここではその一部をご紹介します。
HTMLのカタカナ表記の読み方一覧です。
参考になるかわかりませんが、活用できるならしてください。
要素・設定 | 読み方 | 間違った読み方 |
!DOCTYPE | ドックタイプ | アイドクティープではありません |
@charset | アットキャラセット | アチャーセットではありません |
@import | アットインポート | アイーンポルトではありません |
@media | アットメディア | アメーディアではありません |
a | アンカー | エーではありません |
a href | アンカー エイチレフ | アハーエフではありません |
alt | オルト | アイトではありません |
aside | アサイド | エーシデではありません |
article | アーティクル | エーリチカルではありません |
body | ボディー | ちゃんと合ってて 先生は嬉しいです |
br | ブレイク | ブラーではありません |
charset | キャラセット | チャーシートではありません |
class | クラス | 何故か皆クラースと読まれます |
dd | ディーディー、 ディフィニッションディスクリプション | ダダではないです |
div | ディビジョン、ディブ | ダイブではありません |
dl | ディーエル、 ディフィニッションリスト | ディーではないです、おしい |
dt | ディーティ、 ディフィニッションターム | ドットではありません |
em | エム | エーム、おしいニアピンです |
form | フォーム | ファーム、似てますが違います |
h1 | エイチワン | エッチイチ、惜しいです、が・・・ |
head | ヘッド | ヒードとかヘードではないんです |
hr | エイチアール、 ホリゾンタル | ヘアーではないです、 素直に読みましょう |
html | エイチティーエムエル | 合格です |
id | アイディー | イダーではないんですよ |
img | アイエムジー、イメージ | イムッグではないです |
lang | ラング | 読めるか読めないかの二極でした |
li | エルアイ、 リストアイテム | リではないんです、残念ながら |
main | メイン | マインではありません |
meta | メタ | 合っているので、 半笑いで言わないでください |
nav | ナビ | ネーブではありません |
ol | オーエル、オーダーリスト | 非常に惜しいですが、 オルではないです |
p | ピー、パラグラフ | 合っています、自信をもって |
rel | レル | リールではないです |
span | スパン | これも合ってるのに、いつも 自信なさげに半笑いなんですよね |
src | ソース | スリックではないです |
strong | ストロング | スツロンゲではないです |
table | テーブル | タブレではないです |
target | ターゲット | おしい、タゲットじゃないんだ |
td | ティーディー、 テーブルデータ | トーデー・・・ |
th | ティーエイチ、 テーブルヘッド | ターヘー・・・ |
title | タイトル | チトルではないんだなぁ |
tr | テーアール、テーブルロー | トラー |
ul | ユーエル、 アンオーダードリスト | ウラー |
※間違っている読み方ほど自信に満ちあふれ、合っている読み方ほど自信なさげなのは何故?
まとめ
高齢者向けにHTMLを教える場では、「正しい書き方を覚えること」以上に大切なのは「楽しみながら続けること」です。
読み間違いも、教室に笑いを生み、学習意欲を高めるスパイスになっています。
実際に、最初は「英語なんてわからない」と不安がっていた方も、ユニークな読み方をきっかけにタグに親しみを持ち、「これなら自分でも続けられる」と前向きに取り組めるようになりました。
Web制作の世界は、若い人だけのものではありません。
70歳を過ぎても、仲間と一緒に学びながら自分のホームページを作り上げることは十分に可能です。
大事なのは、“正しく完璧に”ではなく、“楽しく前進する”こと。
読み間違いを笑いに変え、学びを前向きな体験にしていく。
――これこそ、シニア世代がHTMLを学ぶ上での最大の秘訣なのかもしれません。
これからWeb制作を学ぼうと思っているシニアの方も、「まずは楽しむ」ことを心に留めて挑戦してみてください。
とりあえず要素一覧のちゃんとしたのはこちらです。
基本構造
メタデータ
リスト
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