「HTMLとCSSでWebサイトが作れたけど、これってどうやってネットに載せるの?」
そんな疑問を持つWebデザイン初心者は多いのではないでしょうか。
Webデザイナーとして仕事をしていくうえで、サイトのデザインやコーディングと同じくらい重要なのが「Webサイトの公開方法」を理解することです。
この記事では、レンタルサーバーを使った公開方法から、IPアドレスやドメイン、DNSといった基礎知識、そしてサイトがブラウザに表示されるまでの流れを、初心者でもわかるように丁寧に解説します。
目次
第1章:Webサイトはそのままでは公開されない
HTMLやCSSファイルを作成しただけでは、インターネット上に表示されることはありません。
これらのファイルはローカル(自分のパソコンの中)にある状態です。
他の人にも見てもらうには、インターネット上にアップロード(公開)する必要があります。
第2章:代表的なWebサイト公開方法
GitHub Pages(初心者向け)
GitHub Pagesは、静的なWebサイトを無料で手軽に公開できるサービスです。
GitHubのアカウントを作成し、リポジトリを用意すればすぐに使い始められます。
メリット | 無料、すぐに使える、HTML/CSSサイトの練習に最適 |
デメリット | PHPやWordPressは使えない |
レンタルサーバー(実践向け)
ConoHaWINGやさくらインターネット、Xserverなどが有名なレンタルサーバー。
実務で使われる環境と同じようにWebサイトを公開できるため、転職活動や副業に備えるならこちらがおすすめ。
ポートフォリオ作りにも有効ですね。
メリット | 独自ドメインが使える、WordPressやPHPに対応 |
デメリット | 月額費用がかかる、初期設定に少し手間が |
第3章:公開に必要な基礎用語をおさえよう
IPアドレスとは?
インターネットに接続されている機器(パソコン・サーバーなど)に割り振られた「住所」のようなものです。
例:192.168.0.1 など
ドメインとは?
IPアドレスを人間にとってわかりやすくするための「名前」です。
例:https://aggressive-noise-design.com/の「aggressive-noise-design.com/」部分
DNSとは?
DNS(Domain Name System)は、ドメインとIPアドレスの対応を管理する仕組みです。
ドメイン名を入力すると、その裏でDNSがIPアドレスに変換してくれます。
第4章:Webサイトが表示されるまでの流れ
1.ブラウザにドメインを入力 |
2.DNSがIPアドレスを返す |
3.ブラウザがWebサーバーにアクセス |
4.HTMLや画像などのデータが返される |
5.ブラウザがそれを画面に表示する |
このように、ドメイン、DNS、サーバー、ブラウザが連携して、私たちはWebサイトを閲覧できるのです。
第5章:Webサーバーはインターネット上の「土地」
Webサーバーは、Webサイトのファイルを置くための場所です。
IPアドレス | インターネット上の住所 |
ドメイン | わかりやすい名前(表札) |
Webサーバー | 家を建てるための土地 |
Webサイト | 家 |

このようなたとえで覚えると、構造がイメージしやすくなりますね。
第6章:初心者が最初にやるべきステップ
まずは無料で使えるGitHub Pagesを使って、自分のプロフィールサイトや練習用Webページを公開してみましょう。
無料サーバーなどでも大丈夫ですよ。
手順も簡単で、公開の仕組みが体感できます。
その後、余裕が出てきたらレンタルサーバーで独自ドメインを取得し、WordPressなども使ってみると、より実践的なスキルが身につきます。
Webデザインーとかコーダーのお仕事をしだすとわかるんですけど、WordPressに直して納品という流れが増えてきています。
まとめ:Webデザインは「公開してナンボ」
Webデザインは、作るだけではなく「届ける」までが仕事です。
ポートフォリオやクライアント案件を世の中に発信するためには、公開の仕組みを理解していることが必須。
最低限覚えておこう
- Webサイトはアップロードしないと誰にも見てもらえない
- GitHub Pagesは無料で手軽、レンタルサーバーは実践向き
- IPアドレス・ドメイン・DNS・サーバー・ブラウザの仕組みが重要
まずは一歩、自分のWebサイトをインターネットに公開するところから始めてみましょう!